2007年10月13日土曜日

古田敦也選手を見送る3日間

がっこが始まり、いろいろ新プロが動き、風邪まで引きました。
毎日本当にいろんな事が起きすぎていて、記事にする暇もないくらい…
こんなことではいかん、と発起して記事を書く。
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この忙しいのに、なんと11/7〜9の3日間連続で、野球をみにいってました。
7日は、かねてから予定していた、ヤクルト古田選手の引退試合@神宮球場。
8、9は、先月雨天延期になった、横浜vsヤクルト戦の振り替えです。
だから、期せずして、3日連続で、ヤクルトを観ることになったわけ。

7日のチケットは、報道によると2時間で完売、なんて言ってましたが、
ワタシの体感だと、完売までに、15分、かかってないと思います。
ネットでチケット手配していたのですが、目のまえで、あれよあれよと
席が売り切れていき、手配開始から7分後には、もうレフト側外野スタンドしか
チケットがありませんでした。

なので、古田選手の引退試合ながら、広島側しかも外野で観戦することに。
個人的に広島は好きな球団なので、それはそれで良かった…。

この日、古田選手はスタメンで登場。
電光掲示板に古田の名が灯り、球場が大歓声に沸きます。
古田選手に打席が巡るたびに、広島側までスタジアムが総立ち。
「27」のプラカードがびっしり掲げられ、鳴り物もなく「古田!」のかけ声のみ。
広島側からも大きなかけ声があがり、一種、異様な雰囲気でした。

引退セレモニーの後、球場を一周する古田選手に、広島応援団から、
いつのまにやら、ヤクルトの応援団に教わったらしい、古田の応援歌にのせて、
広島式の「古田コール(広島名物・立ったり座ったりする応援)」。
対戦相手のオリジナルの作法で、応援コールしてもらえるなんて
本当に貴重な、レアケースだと思います。

球場全体が、古田選手の労をねぎらい、引退を惜しむ気持ちで
球団のかきねを超えて一つになりました。
あらためて、今、古田選手のような、影響力と人気を兼ね備えた選手は
もう他にいないな…と思い至る。

翌日8、9の2連戦@ハマスタ でも、野球ファンの、古田への哀惜の気持ちは
とどまるところがありません。
古田監督がオーロラビジョンに大写しになると、スタジアムは再び総立ち、
古田コールがとどろきます。

9日に至っては、9回最終打席に「代打・オレ」が!
ヒットで塁に出た古田監督の目は、泣きはらしてもう真っ赤でした。
ドラマチックな展開に、観客はヒートアップ、
試合終了後も、古田コールが鳴りやみませんでした。

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なんというか、起こったことをただただ記録するだけになってしまった…
でも、これは書き留めておかないといかんな、と心に強く思うほど、
強烈な体験でした。
声、音、気持ち、立場、全てが、スタジアムを丸ごと、大きな渦で
呑み込んでいきました。

これほどまでにみんなに惜しまれ、本人もまだまだやれそうな体力、
そして気力的にも、辞めたくて辞めるわけではなく、どうやら何か
事情がありそうです。本当に惜しいことだと思います。

いつかきっと、野球界に戻ってきてほしい。
その日が来たら、古田選手を見送った、この3日間のこと、
きっと、はっきり、思い出すだろう。

※写真は、エキベ〜@ハマスタ。ほんとカワイイ。
この、エキベ〜についても、いつかまとめてぶっちゃけたい。

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