2008年2月5日火曜日

続報:中国食品と給食

先日の、給食と加工品についての日記ですが、その後もいろいろ報道が出てきましたので、続報です。


無事実習も終わりまして、今週から学校へ戻っております。
がっこへ帰ってから、実習中に覚えたことをまとめたり、
忘れていたことを調べなおしたりで、大忙しになっております。

>ところでこのニュース
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008020400827


…驚いた。中国製品使ってるところがあるよ。


おかしい…そんなはずないのに… と調べてきました。

「食育基本法」っていう法律がありまして、それをもとに
学校給食は組み立てられておりますが、その法には、附則ではありますが

○加工食品はできるだけ使わないこと
○地産地消で食材を調達すること

と明記されています。

が、肝心の「加工食品とは」「地産地消とは」の定義がない。
附則だけに。
このへんの不備をついて、加工食品使ってるところがあると見ました。

学校給食が、厚生省管轄ではなくて、文部省管轄であることが、
一般の飲食店経営と、給食運営とを区別する、おおきな別れ道。

一般飲食店や弁当店は、管轄は厚生省、出先機関は「保健所」です。
保健所ってのは、何かなきゃ一度もいかないような、言わばお役所。
文科省の出先機関は、学校そのもの。責任者は各校に常駐する栄養士の先生です。
給食調理室のすぐ隣に常にいて、立ち入りしてくる存在。

栄養士の先生を束ねているのが、各都道府県教育委員会なわけですが、
たとえば、食育にあまり熱心でない県教委とか、栄養士の先生とかが
管轄している給食調理施設では、コスト優先が行き過ぎて、
加工品とか使ってる可能性があるってことかも。

そう思ってニュース見直してみたら、やっぱり千葉と愛知だよw
管理教育優先で、コドモがきゅうくつな思いしてる所だ。
私は、そのどちらにも住んでたことがあるから、その窮屈さはよく知ってる。

…ほんと、子供の未来は大人次第。

ちなみに、中野区は、食育基本法をもとに、給食の基本方針を出してまして、
そこには、加工品や地産地消の定義もばっちり入ってて、
がちがちにカッコイイ管理体制になっていますw
こんだけキメてたら、絶対使えないw


この、中野区の管理体制を作った人が、実は、訓練校に来てくれている。
原田先生というんですが、きょーれつな、おばちゃん(失礼)先生。
しかし、作るメニューはどれも天才的に美味(しかもコスト低)、
調理手順も斬新なものばかり、と。
只者ではないと思ったけど、こんなとこまでがっちりシメてたのか、と
やっぱり凄いな…と恐れ入った次第です。

食べ物にかかわるなら、こうやって後に役にたてるように
知恵を出していきたいもんだ… 気持ちを新たにしております。

ま、そんなことより、寒天の濃度を間違えないようになる、とか
そういう所から、あたしゃマダマダだけどね(ため息

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